「入院するとき、身元保証人を頼める人がいない」
「老人ホームに入るとき、保証人や緊急連絡先が必要と言われたらどうしよう」
「子どもはいるけれど遠方に住んでいるので、できるだけ負担をかけたくない」
「一人暮らしを続けたいけれど、車を運転できなくなった後が心配」
「亡くなった後の葬儀や納骨を誰にお願いすればいいのか分からない」
栃木県上三川町で暮らしている高齢者の中には、このような悩みや不安を抱えている方もいるのではないでしょうか。
元気なうちは、買い物も通院も自分でできるかもしれません。
しかし、突然の病気やけがによって入院が必要になったり、介護施設への入居を検討することになったりすると、これまで意識していなかった問題が出てくることがあります。
その一つが、身元保証です。
身元保証人や緊急連絡先をお願いできる親族がいない場合、入院や施設入居の際に、どのように対応すればよいのか悩むことがあります。
また、身元保証だけでなく、日常生活のサポート、財産管理、認知症への備え、死後事務委任契約などについても考えておくことが大切です。
一般社団法人 とちぎよりそいサポート協会では、上三川町にお住まいの方を対象に、身元保証、生活のサポート、終身サポート、死後事務委任契約などについてご相談いただけます。
特徴の一つが「契約金0円」という仕組みです。
契約開始時に高額な一括契約金を設定せず、ご本人の生活状況や希望に応じて、必要な支援を整理することができます。
ただし、契約金0円はすべてのサービスが無料という意味ではありません。実際に利用する支援には、内容に応じて費用が発生する場合があります。
この記事では、上三川町で利用できる高齢者支援制度を確認しながら、身元保証人がいない場合の対応、生活のサポート、終身サポート、死後事務委任契約について詳しく解説します。
【上三川町で一人暮らしの老後を考える】
上三川町には、上三川、上蒲生、しらさぎ、多功、本郷、明治地区など、それぞれ生活環境の異なる地域があります。
宇都宮市や下野市にも近く、通勤や通院、買い物などで町外へ移動する方もいるでしょう。
現在は自家用車を利用して生活していても、年齢を重ねることで移動手段が変わる可能性があります。
運転免許を返納した。
足腰が弱くなった。
一人で病院へ行くことが難しくなった。
重い買い物袋を持つことが負担になった。
配偶者が亡くなり一人暮らしになった。
このような変化が起こったときに大切なのは、すぐに施設入居を考えることだけではありません。
上三川町で利用できる行政サービスや地域の支援を活用しながら、住み慣れた自宅で生活を続ける方法もあります。
上三川町では、2024年度から2026年度までを対象とする「第9期上三川町高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画」を策定しています。高齢者福祉と介護保険サービスを通じて、地域での生活を支える取り組みを進めています。
大切なのは、現在の困りごとだけではなく、将来必要になる可能性がある支援についても早めに考えておくことです。
【上三川町の高齢者相談窓口は地域包括支援センター】
上三川町で高齢者の生活について相談するとき、まず知っておきたいのが「上三川町地域包括支援センター」です。
地域包括支援センターは、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるよう、介護、医療、福祉、生活全般について相談できる窓口です。
上三川町では、上三川いきいきプラザ内に設置されています。
所在地:栃木県河内郡上三川町大字上蒲生127-1
電話番号:0285-56-5513
開所時間:8時30分~17時15分
保健師、主任ケアマネジャー、社会福祉士などが連携し、高齢者本人や家族を支援しています。
例えば、次のような相談ができます。
「介護保険について知りたい」
「親が一人暮らしをしていて心配」
「最近、物忘れが増えてきた」
「生活が難しくなってきたので、どのような支援があるか知りたい」
「高齢者向け住宅や介護施設について相談したい」
「成年後見制度について教えてほしい」
地域包括支援センターは、介護認定を受けている方だけが利用する場所ではありません。
まだ健康であっても、将来の生活に不安を感じた段階から相談できます。
【地域包括支援センターで受けられる3つの支援】
上三川町の地域包括支援センターでは、高齢者の生活を支えるために複数の役割を担っています。
まず「総合相談」です。
高齢者本人や家族からの相談を受け、必要に応じて医療機関、行政サービス、介護事業所などにつなぎます。
次に「介護予防」です。
介護が必要になることを予防するため、本人の身体状況や生活環境に応じた介護予防ケアプランを作成し、適切なサービスの利用を支援します。
そして「権利擁護」です。
高齢者虐待の防止、悪質商法による被害の予防、成年後見制度の紹介など、高齢者本人の権利を守るための支援を行います。
ただし、地域包括支援センターへ相談できることと、職員が個人的に身元保証人や連帯保証人になることは異なります。
身元保証が必要になった場合には、まず求められている役割を確認し、対応方法について相談することが大切です。
【上三川町には24時間365日相談できる在宅介護支援センターもあります】
上三川町の特徴の一つが、地域包括支援センターとは別に、在宅介護支援センターを設けていることです。
町が委託する身近な相談窓口で、介護保険、高齢者福祉サービス、認知症、一人暮らしの不安などについて、24時間365日相談できると案内されています。
町内には3か所あります。
在宅介護支援センタートータスホーム
電話番号:0285-52-2220
在宅介護支援センター友愛苑
電話番号:0285-56-8885
在宅介護支援センターふじやまの里
電話番号:0285-56-0958
居住する地区によって担当が異なります。
例えば、
夜間に親の介護について相談したくなった。
一人暮らしの家族の様子が心配。
認知症の症状について対応方法を知りたい。
介護サービスの申請方法が分からない。
といった場合にも、地域の相談窓口として活用できます。
ただし、24時間相談できることと、24時間いつでも自宅へ訪問してもらえることは同じではありません。
相談対応の範囲と、実際に利用できる支援について確認しておきましょう。
【上三川町では緊急通報システムを無料で貸与しています】
一人暮らしの高齢者にとって、特に不安を感じやすいのが急病や転倒です。
上三川町では、緊急時への備えとして「安否確認・緊急通報システム貸与事業」を実施しています。
対象は、原則として65歳以上の高齢者のみの世帯や、一定の条件を満たす一人暮らしの障がい者などです。
緊急通報装置本体、ペンダント型発信器、センサーなどを無料で貸与しています。
特徴的なのが、安否確認の機能です。
設置されたセンサーが24時間反応しない場合、コールセンターへ自動的に通報されます。
また、月1回のコールセンターからの連絡に加え、24時間対応の健康相談も利用できます。
装置の貸与は無料ですが、通信料金などは自己負担になる場合があります。
一人暮らしの方にとっては、自宅で突然体調が悪くなった場合への重要な備えになります。
【緊急通報装置があっても緊急連絡先は必要です】
上三川町の緊急通報システムでは、通報を受けた民間のコールセンターから、あらかじめ登録された緊急連絡先や協力員へ連絡する仕組みになっています。
そのため、
「近くに頼れる親族がいない」
「子どもは県外に住んでいる」
「兄弟姉妹も高齢になっている」
という場合には、誰を緊急連絡先にするのか考える必要があります。
また、緊急通報によって救急搬送につながった場合でも、その後には別の問題が発生します。
誰が病院からの連絡を受けるのか。
入院用品を誰が準備するのか。
身元保証人が必要と言われたらどうするのか。
退院時に誰が対応するのか。
自宅へ戻ることが難しい場合、誰が介護施設を探すのか。
こうした問題は、緊急通報システムだけですべて解決できるわけではありません。
そのため、一人暮らしや身寄りがない方は、緊急通報、緊急連絡先、身元保証、入退院支援をそれぞれ分けて考えておくことが重要です。
【上三川町には週5日運行する移動スーパーがあります】
高齢期の暮らしで大きな課題になるのが、毎日の買い物です。
車を運転できる間は問題がなくても、免許返納や身体機能の低下によって、買い物へ行くことが難しくなる場合があります。
上三川町では、町、上三川町社会福祉協議会、株式会社カスミの3者による協定に基づき、2023年4月から移動スーパーの運行が始まりました。
2026年7月更新の公式情報では、月曜日から金曜日まで、町内合計31か所を巡回しています。
生鮮食品、惣菜、日用品など約650品目を取り扱い、高齢者だけでなく誰でも利用できます。
この取り組みの特徴は、買い物支援だけではありません。
移動スーパーが地域を巡回することで、
外出するきっかけになる。
地域住民同士が顔を合わせる。
スタッフとの交流が生まれる。
いつも利用している高齢者の変化に気付きやすくなる。
といった見守りの役割も期待されています。
一人暮らしの方にとって、日常生活の中で人と接する機会を維持することは重要です。
ただし、移動スーパーを利用することと、通院付き添いや身元保証を受けることは別です。
生活上の困りごとに応じて、必要な支援を整理することが大切です。
【上三川町には地域全体で高齢者を見守る仕組みがあります】
上三川町では「見守りネットワーク事業」を実施しています。
町民や協力事業者が、日常生活や業務の中で高齢者の異変に気付いた場合、町へ連絡・相談する仕組みです。
例えば、
新聞や郵便物が大量にたまっている。
洗濯物が何日も干されたままになっている。
雨戸が閉まったままになっている。
不審な業者が頻繁に出入りしている。
高齢者の言動に以前とは違う様子が見られる。
という場合です。
町は、地域包括支援センター、在宅介護支援センター、消費生活センターなどと連携して対応します。
2025年12月時点では、郵便局、金融機関、コンビニエンスストア、地域の事業者などが協力しています。
このような地域の見守りは、一人暮らしの高齢者にとって大切です。
しかし、見守りを行っている事業者が身元保証人になったり、葬儀や死後の手続きを代行したりするわけではありません。
地域の見守りと、個別の身元保証・終身サポートは役割が異なります。
【上三川町では在宅医療と介護の連携を進めています】
高齢期には、病気を抱えながら自宅で生活する方もいます。
通院が難しくなった場合や、退院後に医療と介護の両方が必要になった場合には、複数の専門職による連携が重要です。
上三川町では、2026年3月に在宅医療と介護の連携に関する情報を更新しています。
町健康福祉課には在宅医療・介護連携相談窓口が設けられており、専門の相談員が本人や家族、医療機関、関係機関からの相談に対応しています。
また、地域包括支援センターでは、医療・介護関係者が連携するための「顔の見える関係会議」を開催しています。
さらに、在宅療養を考える方のための「在宅療養生活アドバイスブック」も作成されています。
これは、上三川町で自宅生活を続けたい方にとって重要な取り組みです。
一方で、在宅医療を受けられることと、身元保証人や死後事務をお願いできる人がいることは同じではありません。
医療・介護・生活のサポートを組み合わせ、必要な役割を整理しておくことが重要です。
【上三川町で身元保証人が問題になるのはどんなとき?】
身元保証について相談するきっかけとして多いのが、病院への入院や老人ホーム・介護施設への入居です。
医療機関や施設によっては、入院・入居時に身元保証人や緊急連絡先などについて確認されることがあります。
ただし、注意したいのは「身元保証人」という言葉の意味です。
病院や施設によって、
緊急時の連絡先。
入退院時の対応。
施設との連絡窓口。
費用に関する保証。
死亡時の対応。
など、求める役割が異なる場合があります。
そのため、
「保証人を用意してください」
と言われた場合には、まず具体的に何をお願いしたいのか確認することが重要です。
また、身元保証人がいないことだけを理由として、医療機関が一律に入院を拒否してよいわけではありません。
身元保証人を頼める人がいない場合には、病院の医療ソーシャルワーカーや地域包括支援センターなどに相談し、対応方法を検討しましょう。
【家族がいても身元保証人をお願いできないことがあります】
身元保証というと、家族や親族がまったくいない方のためのサービスだと思う方もいるかもしれません。
しかし、実際には家族がいても支援が必要になる場合があります。
例えば、
配偶者に先立たれた。
子どもがいない。
子どもが東京都や県外で暮らしている。
兄弟姉妹が高齢になっている。
親族と疎遠になっている。
子どもが仕事や育児で忙しい。
家族にできるだけ負担をかけたくない。
という状況です。
重要なのは、家族がいるかどうかではありません。
必要になったときに、実際に対応できる人がいるかどうかです。
もし明日突然入院することになったら、誰へ連絡するのか。
誰が入院用品を準備するのか。
退院時に誰が対応するのか。
老人ホームへの入居が必要になったら、誰が施設を探すのか。
亡くなった後、誰が葬儀や納骨を行うのか。
こうしたことを具体的に考えておくと、将来必要となる身元保証や生活のサポートが見えてきます。
【介護保険では対応できない生活のサポートもあります】
高齢期の生活では、介護保険サービスだけですべての問題を解決できるとは限りません。
例えば、本人の状況やサービスの条件によっては、
病院での長時間の付き添い。
買い物への同行。
介護施設の見学同行。
入院用品の準備。
行政手続きの補助。
といった支援が必要になる場合があります。
一般社団法人 とちぎよりそいサポート協会では、このような生活のサポートについても相談できます。
具体的には、通院付き添い、買い物支援、入退院支援、介護施設探し、施設見学への同行、安否確認などが考えられます。
ただし、実際の対応範囲や利用料金は、契約内容や個別の状況によって異なります。
大切なのは、すべてを民間サービスに依頼することではありません。
上三川町で利用できる制度や介護保険、社会福祉協議会などによる支援を確認したうえで、不足する部分を生活のサポートで補うという考え方です。
【上三川町では認知症ケアパスを作成しています】
認知症への備えも、高齢期の生活を考えるうえで重要です。
上三川町では、認知症の進行状況に応じて、どのような医療や介護サービスを利用できるのか整理した「認知症ケアパス」を作成しています。
2024年9月に更新された案内では、認知症本人や家族が、必要な支援や相談先を確認できるようになっています。
認知症については、診断されてから初めて相談する必要はありません。
最近、物忘れが増えてきた。
同じ話を繰り返すことが増えた。
薬の管理が難しくなった。
お金の管理が心配になってきた。
外出して帰り道が分からなくなった。
といった変化を感じた場合には、早めに医療機関や地域包括支援センターへ相談することが大切です。
また、一人暮らしの場合には、認知症への医療的な対応だけでなく、緊急連絡先や財産管理、将来の施設入居まで考える必要があります。
【認知症を地域で支えるチームオレンジ「マリーゴールド」】
上三川町では2024年6月27日、町内初のチームオレンジ「マリーゴールド」が発足しました。
チームオレンジとは、認知症本人や家族が抱える生活上の困りごとと、認知症サポーターなどの地域の支援者をつなぐ仕組みです。
上三川町では、認知症地域支援推進員、キャラバン・メイト、認知症サポーターのステップアップ講座を受講した方などが連携して活動しています。
認知症になっても、本人が住み慣れた地域で自分らしい生活を続けられることが大切です。
一方で、チームオレンジなどの地域支援があることと、法的な契約や身元保証を代行してもらえることは別です。
認知症への備えでは、地域の支援とともに、将来の契約や財産管理の方法も整理しておく必要があります。
【認知症で行方不明になることに備える「どこシル伝言板」】
上三川町では、2024年9月から見守りシール交付事業「どこシル伝言板」を実施しています。
認知症などによって行方不明になる可能性がある方の衣類や持ち物に、二次元コード付きの見守りシールを貼る仕組みです。
発見者がコードを読み取ると、事前に登録された家族へ通知が届きます。
発見者と家族は、氏名や住所、電話番号などの個人情報を直接交換せずに連絡を取ることができます。
対象は、上三川町在住のおおむね65歳以上の方で、認知機能の低下により行方不明になる可能性がある方です。若年性認知症の方も対象に含まれます。
この制度は、認知症本人を地域で見守るための重要な取り組みです。
ただし、一人暮らしで身寄りがない場合には、誰を登録家族等の連絡先にするかという問題が残ることがあります。
認知症になる前から、緊急連絡先や必要な支援を整理しておくことが大切です。
【上三川町成年後見サポートセンターで財産管理について相談できます】
認知症などによって判断能力が低下した場合に検討する制度の一つが成年後見制度です。
上三川町では、2023年4月に「上三川町成年後見サポートセンター」を開設しました。
相談窓口は上三川町社会福祉協議会内にあります。
所在地:上三川町上蒲生127-1(上三川いきいきプラザ内)
電話番号:0285-56-3166
受付時間:平日8時30分~17時15分
成年後見制度の利用について、分からないことや不安がある場合に相談できます。
成年後見制度は、認知症などによって判断能力が十分ではない方について、財産管理や契約などを法的に支援する制度です。
法定後見制度には、本人の判断能力に応じて、補助・保佐・後見の3つの類型があります。
また、本人が十分な判断能力を持っているうちに、将来の支援者をあらかじめ選ぶ任意後見制度もあります。
【成年後見制度と身元保証は同じではありません】
成年後見制度があるなら、身元保証について考える必要はないのではないかと思う方もいるでしょう。
しかし、成年後見制度と身元保証では役割が異なります。
成年後見制度は主に、財産管理や法律上の契約、本人の権利擁護などを支援する制度です。
一方で、身元保証では、病院への入院、介護施設への入居、緊急連絡、入退院時の対応などについて備えます。
成年後見人は、成年後見人という立場だけで当然に身元保証人や連帯保証人になるわけではありません。
また、日常的な通院付き添い、買い物支援、家事、身体介護などが成年後見人の当然の職務になるわけでもありません。
そのため、
成年後見制度。
任意後見。
身元保証。
生活のサポート。
遺言。
死後事務委任契約。
は、それぞれの役割を理解して検討することが重要です。
【上三川町では2026年に「人生会議」の情報を更新しています】
将来の医療や介護について、自分の希望を伝えられるようにしておくことも終活の重要な役割です。
上三川町では2026年2月、人生会議についての情報を更新しています。
人生会議とは、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)の愛称で、もしものときに備え、自分が望む医療やケアについて前もって考え、信頼できる人や医療・介護の専門職と繰り返し話し合う取り組みです。
町では、健康な時期から自分の価値観や希望を整理することを呼びかけています。
例えば、
もし重い病気になったら、どのような医療を希望するか。
介護が必要になったら、自宅と施設のどちらで暮らしたいか。
自分の意思を伝えられなくなったとき、誰に希望を代弁してほしいか。
人生の最終段階をどこで過ごしたいか。
こうしたことを考え、周囲と共有しておくことが大切です。
【上三川町版エンディングノート「かみしるべ」を活用する】
終活について、
「何から始めればいいか分からない」
という方もいるでしょう。
上三川町では、上三川町版エンディングノート「かみしるべ」を配布しています。
町役場や上三川町地域包括支援センターで受け取ることができます。
エンディングノートは、人生を振り返りながら、これからの暮らしや自分自身の希望を整理するためのものです。
例えば、
これからどのような生活を送りたいか。
介護が必要になったらどうしたいか。
どのような医療を希望するか。
誰を緊急連絡先にするか。
自分の大切な財産や書類はどこにあるか。
葬儀や納骨について希望があるか。
などを考えるきっかけになります。
ただし、エンディングノートを書くだけで、誰かに身元保証や死後事務を法的に依頼できるわけではありません。
希望を整理したうえで、必要に応じて契約や制度の利用を検討することが重要です。
【終身サポートとは何をするもの?】
終身サポートとは、高齢者が元気な時期から亡くなった後まで、必要となる可能性のある支援について継続的に備える考え方です。
単に身元保証人になってもらうことだけを意味するものではありません。
元気な時期には、将来の生活相談や終活、緊急連絡先の整理などがあります。
日常生活に不安が出てきた場合には、通院付き添いや買い物支援、安否確認などが必要になることがあります。
入院が必要になった場合には、入院準備、入退院支援、身元保証などが問題になる場合があります。
老人ホームや介護施設へ入居する際には、施設探し、見学同行、入居手続き、保証人の確保などが必要になることがあります。
そして亡くなった後には、葬儀、火葬、納骨、住居退去、遺品整理、各種契約の解約などの手続きが発生します。
こうした人生全体を考え、必要な支援を整理しておくことが終身サポートの基本的な考え方です。
ただし、終身サポートという名称のサービスでも、対応範囲は事業者や契約内容によって異なります。
【上三川町で死後事務委任契約を考える】
身元保証とあわせて考えておきたいのが、死後事務委任契約です。
死後事務委任契約とは、自分が亡くなった後に必要になる事務について、生前に第三者へ依頼しておく契約です。
一人暮らしの方や身寄りがない方の場合、亡くなった後に誰が実際の手続きを行うのかという問題があります。
例えば、
病院や介護施設への対応。
葬儀の手配。
火葬。
納骨。
供養。
住居退去。
家財の整理。
遺品整理。
公共料金の解約。
携帯電話やインターネット契約の整理。
関係者への連絡。
などです。
家族がいれば、家族が対応することもあります。
しかし、子どもがいない方や、親族が遠方に住んでいる方、家族へできるだけ負担をかけたくない方にとっては、誰に何をお願いするか事前に決めておくことが大切です。
死後事務委任契約では、具体的な業務内容、費用の準備方法、受任者の権限、相続人との関係などを明確にしておく必要があります。
【上三川町には「おくやみ手続きナビ」もあります】
上三川町では、死亡後に必要となる行政手続きを整理するため、「おくやみハンドブック」と「おくやみ手続きナビ」を案内しています。
2026年3月更新の情報では、おくやみ手続きナビは、故人の状況について質問に答えることで、必要な手続き、持ち物、期限、問い合わせ先などを確認できる仕組みです。
亡くなった後の手続きは、本人が利用していた制度や契約などによって異なります。
このような行政の案内は非常に便利ですが、実際の手続きを行う人が必要になる場合もあります。
「何をすればよいか分かること」
と、
「誰が実際に手続きを行うか決まっていること」
は別です。
死後事務委任契約は、こうした実務を誰に依頼するか決めておくための選択肢の一つです。
【遺言と死後事務委任契約は役割が違います】
終活では、遺言と死後事務委任契約の違いを理解しておくことも重要です。
遺言は、主に預貯金、不動産、その他の財産を誰に相続・承継させるかという意思を残すためのものです。
一方、死後事務委任契約は、葬儀、火葬、納骨、住居整理、各種契約の解約など、亡くなった後の実務について備えるための契約です。
つまり、遺言は主に財産承継、死後事務委任契約は主に死後の実務という違いがあります。
必要に応じて、遺言、任意後見、身元保証、生活のサポート、死後事務委任契約を組み合わせることも考えられます。
ただし、それぞれ法律上の仕組みや契約内容が異なるため、専門家へ相談することも大切です。
【身元保証サービスは料金と契約内容を確認しましょう】
身元保証や終身サポートを検討する際には、料金だけでなく契約内容を十分に確認する必要があります。
消費者庁でも、身元保証、日常生活支援、死後事務などを提供する「高齢者等終身サポート事業」について、契約内容や支払能力などを確認するよう注意を呼びかけています。
また、事業者向けガイドラインや利用者のためのチェックリストも公表しています。
確認しておきたいのは、例えば次のような点です。
身元保証の範囲はどこまでか。
緊急連絡先としてどのような対応を受けられるか。
通院付き添いは依頼できるか。
夜間・休日の対応はどうなるか。
入退院支援には何が含まれるか。
死後事務の内容は何か。
追加料金はどのようなときに発生するか。
契約を途中で終了した場合はどうなるか。
将来支払う費用をどのように準備するか。
長期間利用する可能性があるサービスだからこそ、契約前に内容を理解し、納得して利用することが大切です。
【契約金0円は完全無料という意味ではありません】
一般社団法人 とちぎよりそいサポート協会では、「契約金0円」という仕組みを設けています。
これは、契約開始時に高額な一括契約金を設定しないという考え方です。
ただし、身元保証、生活のサポート、通院付き添い、入退院支援、死後事務などのサービスがすべて無料になるわけではありません。
実際に利用する支援には、内容に応じて費用が発生する場合があります。
そのため、契約を検討する際には、契約金だけではなく、将来利用する可能性がある支援の料金や、対応できる範囲について確認することが大切です。
また、現在は必要のないサービスまで一度に契約するのではなく、ご本人の状況に応じて必要な支援を整理することも重要です。
【上三川町の身元保証・終身サポートに関するよくある質問】
Q.上三川町で一人暮らしをしています。身元保証について相談できますか?
はい。
一般社団法人 とちぎよりそいサポート協会では、入院や老人ホーム・介護施設への入居に際して、身元保証人や緊急連絡先を頼める人がいない方からのご相談に対応しています。
Q.上三川町の高齢者相談窓口はどこですか?
上三川いきいきプラザ内に「上三川町地域包括支援センター」があります。
介護、医療、福祉、生活、権利擁護などについて相談できます。
電話番号は0285-56-5513です。
Q.夜間や休日に介護について相談できるところはありますか?
上三川町には3か所の在宅介護支援センターがあり、24時間365日相談可能と案内されています。
お住まいの地区によって担当が異なります。
Q.一人暮らしで突然倒れたときが心配です。
上三川町には、一定の条件を満たす高齢者のみの世帯などを対象に、安否確認・緊急通報システムを貸与する制度があります。
24時間の健康相談や、センサーによる安否確認などの機能があります。
Q.車を運転できなくなった場合、買い物はどうすればよいですか?
町では移動スーパーを運行しており、2026年7月時点の案内では、平日を中心に町内31か所を巡回しています。
どなたでも利用できます。
Q.認知症について相談できますか?
はい。
上三川町地域包括支援センターへ相談できます。
また、町では認知症ケアパスを作成し、認知症の進行状況に応じて利用できる医療・介護サービスを案内しています。
Q.認知症になっても地域で生活を続けるための支援はありますか?
上三川町ではチームオレンジ「マリーゴールド」が活動しています。
認知症本人や家族の困りごとと、地域の支援者をつなぐ取り組みです。
Q.認知症で外出したまま戻れなくなることが心配です。
上三川町では「どこシル伝言板」の見守りシール交付事業を実施しています。
認知症などによって行方不明になる可能性がある方を対象とし、二次元コードを利用して発見者と登録された家族等が連絡できる仕組みです。
Q.成年後見制度について相談できますか?
はい。
上三川町社会福祉協議会内に「上三川町成年後見サポートセンター」があります。
電話番号は0285-56-3166です。
Q.成年後見制度があれば身元保証は不要ですか?
成年後見制度と身元保証では役割が異なります。
成年後見制度は主に財産管理や法律上の契約などを支援する制度です。
入院・施設入居時の身元保証、緊急連絡、日常生活のサポート、死後事務については、別に検討する必要がある場合があります。
Q.上三川町には終活に活用できるものがありますか?
はい。
上三川町版エンディングノート「かみしるべ」があり、町役場や地域包括支援センターで配布しています。
将来の医療や介護について話し合う「人生会議」も案内されています。
Q.上三川町では亡くなった後の行政手続きを調べられますか?
はい。
町では「おくやみハンドブック」や「おくやみ手続きナビ」を案内しています。
本人の状況に応じて必要となる行政手続きや持ち物などを確認できます。
Q.家族がいても身元保証を相談できますか?
はい。
子どもや親族が遠方に住んでいる場合や、仕事・育児などで継続的に対応することが難しい場合、家族への負担を減らしたい場合なども相談できます。
Q.死後事務委任契約では何をお願いできますか?
契約内容によりますが、葬儀、火葬、納骨、住居退去、遺品整理、公共料金などの解約、関係者への連絡など、亡くなった後に必要となる実務について依頼することが考えられます。
Q.契約金0円なら費用は一切かかりませんか?
いいえ。
契約金0円とは、契約開始時に高額な一括契約金を設定しない仕組みです。
実際に利用する身元保証、生活のサポート、死後事務などには、内容に応じて費用が発生する場合があります。
Q.まだ健康ですが、身元保証や終活について相談してもよいですか?
はい。
身元保証、任意後見、死後事務委任契約などについては、本人が内容を理解し、自分自身の希望を伝えられる元気な時期だからこそ、準備しやすいことがあります。
【上三川町で身元保証・生活のサポート・死後事務委任契約をお考えの方へ】
高齢期の生活には、さまざまな問題が関係しています。
一人暮らし。
身元保証。
身元保証人。
緊急連絡先。
買い物。
通院。
入退院。
老人ホームや介護施設への入居。
認知症。
成年後見制度。
財産管理。
終活。
葬儀。
火葬。
納骨。
住居退去。
遺品整理。
死後の手続き。
こうした問題は、必要になってから一つずつ考えることもできます。
しかし、突然の入院や体調の変化によって、十分に準備する時間が取れない場合もあります。
そのため、元気なうちから将来の希望を整理し、利用できる制度や支援方法を知っておくことが重要です。
上三川町には、地域包括支援センターや3か所の在宅介護支援センターがあり、高齢者本人や家族が相談できる体制があります。
また、
安否確認・緊急通報システム。
地域見守りネットワーク。
移動スーパー。
在宅医療・介護連携相談窓口。
認知症ケアパス。
チームオレンジ「マリーゴールド」。
見守りシール「どこシル伝言板」。
成年後見サポートセンター。
エンディングノート「かみしるべ」。
など、住み慣れた上三川町で暮らし続けるための多様な仕組みがあります。
まずは、上三川町や地域包括支援センターで利用できる制度を確認しましょう。
介護保険で対応できる部分は、介護サービスを利用することが大切です。
買い物に困っている場合には、移動スーパーなどの地域サービスを確認することもできます。
認知症や財産管理が心配な場合には、地域包括支援センターや成年後見サポートセンターへ相談することができます。
そのうえで、公的制度だけでは対応しにくい身元保証、緊急連絡先、生活のサポート、終身サポート、死後事務委任契約について、必要に応じて民間の支援を検討することが重要です。
一般社団法人 とちぎよりそいサポート協会では、上三川町にお住まいの方から、次のようなご相談に対応しています。
「身元保証人をお願いできる人がいない」
「緊急連絡先になってくれる人がいない」
「一人暮らしなので老後が心配」
「子どもが遠方に住んでいる」
「家族へできるだけ負担をかけたくない」
「病院への通院を手伝ってほしい」
「入院や退院を支援してほしい」
「老人ホームや介護施設を一緒に探してほしい」
「施設へ入居する際の身元保証が心配」
「認知症になる前に終活を進めたい」
「亡くなった後の葬儀や納骨を準備しておきたい」
「死後事務委任契約について詳しく知りたい」
「今のうちに何を準備すればよいのか分からない」
必要になる支援は、一人ひとり異なります。
身元保証だけでよい方もいれば、日常生活のサポートまで必要な方もいるでしょう。
また、将来の介護施設入居や、亡くなった後の死後事務まで備えておきたい方もいるかもしれません。
大切なのは、本人の家族関係、健康状態、生活環境、判断能力、経済状況、将来の希望に合わせて、必要な支援を選ぶことです。
上三川町で身元保証人がいない方、一人暮らしの老後に不安がある方、生活のサポート・終身サポート・死後事務委任契約を検討している方は、一般社団法人 とちぎよりそいサポート協会へご相談ください。
契約金0円の仕組みを含め、現在の暮らしや将来の希望に応じて、どのような支援を準備できるのか整理することから始められます。
身寄りがない方も。
一人暮らしの方も。
保証人がいない方も。
家族が遠方にいる方も。
家族への負担をできるだけ減らしたい方も。
元気な今から将来の備えを考えておくことが、上三川町でこれからも安心して自分らしく暮らしていくための大切な一歩になります。